【千葉県成田市】タイの寺院 ワットパクナムを訪問　在日タイ人の実態をレポート

日本人旅行者にとって、人気No1の国、タイ王国。
コロナ禍でなかなか現地を訪れるのは難しいですが、タイの雰囲気を味わえる場所が千葉県成田市にあるとのこと。

今回は、ワットパクナム日本別院を訪れたときの様子をレポートします。

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在日タイ人は日本のどこにいる？

「そもそも、なんで成田市にタイ寺院があるのか？」

それは、千葉県近郊にタイ人が多く住んでいるからであろうことは容易に想像がつきます。

「では、どのくらいタイ人が生活しているのか？」

タイ寺院に行くついでに、在日タイ人の構成について、じっくり調査してみました。

在日タイ人は国別で１０番目の多さ

日本国内にいる在日タイ人の数は、２０２０年１２月時点で53,379人。
近年、中国人やベトナム人、ネパール人の増加が目立つとはいえ、タイ人の数もわずかですが増加しています。

在日タイ人の７割が女性

在日タイ人の男女別・年齢別の以下の表をご覧ください。

見てのとおり、女性の割合が７割近くもあります。２０代までは、男女の割合は同じくらい。しかし、３０代以降になると、ほとんど女性ばかりに。５０代以降だと、「もう女性だけしか日本に残っていないのでは？」と思えてきます。
たしかに、日本国内でタイのマッサージ屋や料理店に行くと、女性ばかりに会っているような気もします。タイ人男性は成人して一定程度の年齢に達すると、ほとんど日本には残らないようですね。

在日タイ人の在留資格ベスト５

こちらが全国の在日タイ人の主な在留資格の内訳です。

やはり、１位の「永住者」と３位の「日本人の配偶者等」、４位の「定住者」が多いです。これは、以前から日本に住み慣れたタイ人が、引き続き日本に滞在していることが伺えます。
短期間で祖国に戻るのではなく、しばらく日本で生活を送る予定の方が多いのではないかと予想されます。

千葉県は東京に次いで２位のタイ人王国

では、在日タイ人の全国の内訳を見てみましょう。

１位はダントツで東京都。そして２位は、なんと千葉県です！たしかに成田空港に向かう途中の国道５１号線沿いを走っていると、タイ料理店やタイ古式マッサージ店などを見かけることがあります。
首都圏に多いのはわかるとして、長野県や三重県が多いのも驚きです。

千葉県内のタイ人の内訳

１位は千葉市。主に若葉区と中央区に集中しています。たしかに若葉区のJR都賀駅周辺にはタイ料理屋さんが散在していますね。
意外だったのが、３位の旭市と４位の銚子市。漁業の町のイメージですが、タイ人が集中しています。

１０位まで見ると、東京圏の都市だけでなく、旭市や銚子市、市原市、香取市、茂原市など地方都市に至るまで広く分布していることがわかります。

隠れた名所！？千葉県成田市にあるタイ寺院へ

関東在住のタイ人にとっての憩いの場。タイ寺院が千葉県成田市にあるということで、今回原付バイクで千葉市中央区の自宅から訪問しに行きました。

国道５１号線をひたすら真っすぐ走り、成田市街を越えていきます。田園風景が見えるのどかな通りを過ぎていくと、だんだん辺りは畑だらけ・・・
そんな中、ポツンと青色メインのド派手な建物が見えてきます。

ありました！あれがタイ寺院のワットパクナム日本別院です！ホント、周りは畑だけなので、やたら目立ちます。

この案内板を見ると、東南アジアの雰囲気を思い出しますね。

敷地内には、このような立派な本堂があります。清掃も行き届いており、気持ちよく歩くことができます。

本堂のわきにある小さな小屋で、お祈りします。この黄金の仏様、なんともタイらしいですよね！

敷地内だけは、まさにタイそのもの。
日本にいることを忘れさせてくれます。

観光に来ている方はほとんどおらず、とても静かな場所でした。
敷地内はさほど広くなく、サクッと見てまわれるので、他の観光のついでに立ち寄るくらいのつもりで来た方がいいかと思います。

寺院は成田駅から相当離れたところにあり、まさに陸の孤島のようなところ。歩いてくるのは、さすがにキツイ！車やバイクなどの乗り物を利用して来ることをおススメします！

まとめ

今回、在日タイ人のことを調べてみて、女性の割合が圧倒的に多いことに驚きました。
故郷のタイに戻らず、日本に滞在する方々にとって、このワットパクナムの存在は心の拠りどころとしてあり続けるでしょう。
日本で生活してくれるタイ人の方が安心して暮らしていけるよう、私も後見業務や相続に関するスキルを身に付けていこうと思いました。